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院長のコメント欄(院長が書き込んでいます)

「医療と経済」というと大げさだが 140

   蝉の声がツクツクホウシになったと思うと、それも聞こえなくなり、
  虫の声が聴こえ始めた。晩夏から初秋に季節が移っていく。で、前回の
  続きの「大器晩成」の考察といこう。晩年の人々よ、よく聴けよ。
  「大器晩成」の出典は「老子」なんだと。老子の言葉に
        大方無隅、大器晩成、大音希声、大象無形
  というのがあって、ここから取ったことになっているんだそうだ。なん
  というか、反語的というのか逆説的というのか、ひねくれた表現だ。
        ほんとに大きな方(四角)は隅が見えず
        ほんとに大きな音は聴き取れず
        ほんとに大きな象(かたち)は形が見えない。
  全部否定形。ところが「大器晩成」は「大器は晩成す」なので肯定形。
  他のとあわない。おかしい。それでここからが本題だ。
   1973年馬王堆漢墓にて老子の帛書発見(BC200年ごろ)。
  驚くべきことにそこには「大器晩成」ではなく
        大器免成(!!!)
  と記されていたという。「晩」ではなく「免」。冗談みたいだが。
  訓読はどうなるのかわからないが「大器は成を免る」あたりか。
  なんにせよ、意味は反転、真逆なのだ。
        ほんとの大器は完成しない。(いいねえ)
  これが真理というもんだぜ。完成するようなやつは大器じゃないんだ。
                            (つづく)
                        (平成29年9月7日)